大麻(おおあさ、ヘンプ)は、麻薬ではないんですよ〜

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大麻で捕まるニュースが流れる中、大麻で町おこしのニュースが取り上げられる不思議な世の中。

THCという薬効成分が入っていると人間に有害な麻薬であり、入っていないと衣食住に渡って人間に有益な産業用の植物であると。

一方でCBDという薬効成分は人間に有効な特効薬であり、ガンの治療からエイズ、様々な難病や病気に効くということで、海外では「医療用大麻」の解禁が相次いでいます。

麻薬なのに特効薬。これも何だか矛盾しています。

果たして大麻は人間にとって悪魔の植物となるのか救世主となるのか。

まず、大麻は吸うとハイになるという現象。酒も飲みすぎれた酔っ払ってハイになるどころか、時には急性アルコール中毒で亡くなることもなるので、何でも適量を過ぎれば薬も毒になります。

特にヤミ市場に出回っている大麻(マリファナ)は、ハイになることを目的に品種改良されてTHC含有量を20%以上など濃くして作られているため、野生に生えている日本古来の大麻や産業用の大麻とはまったく別物であります。

日本に自生している大麻草のTHC含有量は0.1%程度であり、最大でも1.6%とかなり低い含有量とされています。

自然に作られたビールとアルコールが添加されたウォッカ、どっちが悪酔いして体にも有害であるかは一目瞭然であり、大麻と一言でいっても様々な品種がある中、すべてがいっしょくたに一括りにされていて、特に日本においては「大麻=麻薬」が基本的な大麻の位置付けとなっています。

大麻は人間が極端に間違った使い方(遺伝子組換えなど)をしない限りは、衣食住やエネルギー資源、そして医療はもちろん、ご神事への活用を含めて人間社会には非常に有効的な植物です。

そして、人間だけでなく地球へも有効的な植物であるのが大麻の素晴らしいところ。

わずか3ヶ月で3m〜5mまでも急成長する大麻は、地中に深く広く根を張り巡らせ、重金属を含めた有害物質を吸い上げては原子転換してクリーニングしてしまい、また地上に出た葉は二酸化炭素を大量に吸い上げて酸素を吐き出し、空気もクリーニングしてしまいます。

つまり大麻は土壌改良材でもあり空気清浄機でもあり、栽培しているだけでその場の環境がイヤシロチになるので、これだけ土壌も大気も汚染された現代社会においては、人間にとっても地球にとっても必要不可欠な存在です。

何よりも世界で唯一とも言える、石油代替資源であること。

石油は地下資源で有限ですが、大麻は地上資源で1粒から何万粒もの種が生まれる無限の資源です。

それにも関わらず、石油で作れるものはほぼ大麻でも作れるものが多いので、永続的で循環する社会を作るには今すぐにでも石油から大麻へ、地下資源から地上資源へと文明もシフトしなければいけません。

意味や必要があって地下に眠った資源は、無理に引っ張り出して酸素と結合させると、古代の大気環境へと地球が戻ってしまいます。それは人類が発生する前の地球環境へ・・・。

取り返しのつかない事態となる前に大麻が日本、そして世界で良い形で解禁されることを強く願っております。