最近のビジネスマンのブログを見ていると、以下のようなメッセージが飛び込んでくることがよくあります。
いわく、
「最近の若い人は、すぐにマニュアルを欲しがる」
「俺たちの若い頃は、まず現場に飛び込んで体で覚えたものだ」
このセリフ、実は40年以上前から同じことを繰り返し言われています。
私も含め「最近の若い奴は…」と言っている方々こそ、かつて「最近の若い奴」だったのです。
業務のスピード、情報の複雑さ、ミスに対する責任の重さ…
令和の時代は昭和時代よりも「失敗できない環境」で働いている若い人たちが多いのです。
マニュアルを求めるのはむしろ、真面目さの表れではないでしょうか?
変わるべきは自分たちの側かもしれません。
・「マニュアルを作る手間が面倒」→作っておけば教える手間が何度も省ける
・「感覚で覚えろ」が通じない→だからこそ言語化・見える化の力が必要
・「昔はこうだった」→でも今は今。変化に合わせてやっていくのが大人の務め
おじさん・おばさん世代側から歩み寄ること、やってみませんか?
若い人たちにも「マニュアルがないなら、自分で作っちゃおう」と言いたいですね。
聞いたこと、見たこと、やってみて覚えたことを、メモでもノートでもスマホでもいいから残す。
自分用の仕事メモを積み上げていけば、自然と「新人の味方」になれるし、
気がつけば周りからも頼られる存在になっています。
しかも、「自分でマニュアルを作れる人」って、今どきの現場でめちゃくちゃ重宝されます。
最初は理不尽に感じても、長期的には武器になる対応策です。
そして、転職したとしてもその仕事習慣はあなたの武器になり得ます。
世の中には、変えられるものと変えられないものがあります。
「最近の若者は~」と言われるのは、昔も今も変わらないこと。
だったら、その前提の上でどう動いたら自分がラクになるか、成長できるか。
そう考えたほうがコスパ、タイパはよさげです。