かつてパソコンやスマホを使いこなしていた世代が、いまや80代を迎えつつあります。
1945年(昭和20年)生まれの方は、2025年でちょうど80歳。
「最近スマホをあまり触らなくなったな」と感じることがあれば、それは見守りのサインかもしれません。
この世代は、ネットでの買い物やサブスク契約にも慣れているため、知らないうちに使っていないサービスがそのまま引き落とされ続けているケースも少なくありません。
月々の金額は小さくても、年単位で見ると何万円もの無駄になっていることもあるのです。
「身内とは言え、そんな細かいところまで見てられないよ」というお気持ち、よくわかります。
忙しい日常の中で、毎月の明細を細かくチェックするのは確かに大変なことです。
それでも、時には家族が一緒に通帳やカード明細を確認し、1件ずつ「本当に必要か」を見極める作業が必要になります。
年に1回だけの引き落としもあるため、最低でも1年分はチェックしましょう。
場合によっては、「カードを一旦止める」という荒技を検討しなければならないこともあります。
その際には、原則としてご本人の同意や手続きの委任を受けておくことが大切です。
さらに、近年はコロナ禍の影響もあり、カード会社のカスタマーセンターが縮小され、問い合わせ先の電話番号がすぐに見つからない場合も増えてきました。
少し手間はかかりますが、大切な人のお金を守るため、あきらめずに対応していきましょう。
理想は、まだご本人の判断力がしっかりしているうちに、不要なサブスクを一緒に見直しておくこと。
もし難しい場合でも、家族が早めに気づき、サポートすることで、将来的なトラブルを防ぐことができます。
少しの気づきと行動が、大切な人の安心につながります。
今できるサポートとして、一歩踏み出してみませんか?