4月上旬は新年度の始まり。新たな気持ちで仕事に取り組む社員も多いでしょう。
しかし、トップにとっては会社の現状をなかなか社員に伝えられないことではないでしょうか。
新年度の事業計画を社内で発表説明をし「最高のスタートダッシュ」に「社員のモチベーション向上」と「収益アップ」をめざしましょう。

事業計画を発表することは単なる報告会ではありません。
会社全体の目標と経営戦略を共有し、社員一人ひとりの意識を統一する重要な機会です。

1. 社員のモチベーション向上
目標や経営戦略が明確になると、社員は仕事に「意味」を見出すことができます。
目標達成に向けて「貢献」しているという実感が生まれ、モチベーションが向上します。

2. 帰属意識の向上
共通の目標に向かって協力することで、社内に「一体感」が生まれ、仕事への協力意識が向上します。

3. 収益アップ
社員が会社の方向性と戦略を理解することで、収益向上と経費節減を意識的にに進められるようになります。
結果的に、収益アップにつながります。

事業計画の発表は、「改まって」「かしこまって」やると次年度以降、継続できません。
一方で、朝礼のついで程度で発表しても効果がありません。
最初は、以下の感じで行なえたらよい、と思います。

・社員には座って聞いてもらう。
 立ち話程度では「本気度」が伝わりません。
しっかり説明するのでしっかり聞いてほしい、という雰囲気を作ります。

・資料を用意する。
 前年度の実績を含め、今年度の目標を文章と数値とで表現しましょう。
 説明内容が定着しやすくなります。
 「使用内容は社外秘にしたい」ということであれば、発表後すぐに回収しましょう。

・トップ自ら説明する。
 社員の信頼を得るためにも、トップ自ら説明しましょう。
 資料は手作りで構いません。
 トップ自ら発表することで、トップの強い意志を示し、社員の信頼を得られます。

「継続は力なり」と言います。
次年度以降も続けられるよう、まずは今年からスタートしましょう。